靴型装具・整形靴の必要性

靴型装具や整形靴を必要としている方は、
足や脚に疾患をお持ちの方です。
市販の靴では、痛くて歩けない。など
靴型装具・整形靴は、
そのような症状の方に製作するオーダーメイド靴です。
痛みがあって既製靴が履けない場合でも、
靴型装具・整形靴によって、
疾患の悪化や変形の進行を予防したり、
痛みを軽減させたりして、
より歩きやすくサポートできるようにいたします。

靴型装具・整形靴に対応する疾病・症状

主だった症状としては、以下にです。

足の変形に関する症状
br>外反母趾、内反小趾、リウマチ、
偏平足、事故、小児麻痺、内反足、内転足

足の切断に関する症状
糖尿病による足の切断
事故や生まれつきなどによる足の欠損

脚長差に関する症状
変形性股関節症、股関節脱臼、人工骨頭

神経痛や筋肉痛に関する症状
踵骨棘、足底腱膜炎、開張足、
種子骨障害、陥入爪、巻爪、モートン病、
ハンマートウ、タコ、ウオノメの痛み

膝に関する症状
O脚、スポーツ障害、変形性膝関節症

などが靴型装具・整形靴の
対象となっております。

靴型装具・整形靴の効果

主な効果としては、
足部の矯正や痛みを和らげる効果が挙げられます。
日本技師装具協会の会報によると、
足の除圧・免荷、変形矯正や支持、補正などを
行うこととされています。

靴型装具・整形靴の歴史

日本義肢装具学会誌によると、
義肢装具が初めて認識されたのは
17世紀にオランダ商館により取り寄せられたのが
最初だとされています。
その後、来日した外国人技師の技術指導などにより
発展してきました。

靴型装具・整形靴に関しては
諸説ありますが、
昭和24年前後から
製造され始めたとされています。

内反足矯正用靴型装具、補高用靴型装具へと
変遷していくこととなったようです。

靴型装具・整形靴の法律関連

靴型装具・整形靴の保険適用要件や製造方法は、
厚生労働省によって厳密に決められている。
特に費用に関しては、保険適用であるが故に、
整形外科やかかりつけ医師による
診断書や仕様書、
義肢装具士が靴型装具に関与すること、
医療点数に基づく正しい価格設定などが
求められています。

靴型装具・整形靴に関する厚生労働省の告示は、こちらです。